産婦人科 斉藤医院   Saitou Womens Clinic
トップページ
プロフィール
診療案内
交通案内
コラム
院長コラム column
これから分娩される方へ

日本の少子化が大きな社会問題となっていますが、最近ようやく出生数に増加傾向がみられるようになったのに、今度は産婦人科医の急激な減少により、多くの病院や個人産科診療所は分娩の取り扱いを中止し(特に横浜市で)、その為、妊婦さんは出産する施設を探すのに苦労しています。

日本は、施設分娩の普及と医学の進歩により妊産婦死亡と新生児死亡は世界中で最も少ない国になりました。しかし現在のような医療状況では、昔に後戻りすることが危惧されます。

ここ数年来、小児科医の不足が社会問題化されていましたが、人間誕生に大きく関わる産婦人科医の減少はもっと大きな社会問題でしょう。

日本の医療は欧米化が進み、医療の進歩により病・診連携システムの構築が求められています。産科については、妊娠の中期までは入院施設のない診療所で診察を行い(入院が必要な時には連携病院に入院)、後期(約32週)に分娩予約してある施設(病院等)で分娩まで診察を受け、分娩の後は、異常がない場合には退院後は診療所で経過を観察します。

港南区では横浜市栄共済病院の分娩取り扱い中止により、分娩受け入れ施設が極端に少なくなりました。そのため、済生会横浜市南部病院や県立汐見台病院で分娩を希望される方は、予定月経が一週間ほど遅れ、妊娠かな?と思われたら早目にご来院ください。妊娠が確定しましたら、入院受け入れ施設の分娩予約状況を確認し、入院予約の紹介状を書きますので、それを持参して入院予約をしてください。

当院では、現在分娩入院を一時中止していますが、再開できるように考えております。

若い女性にふえている子宮頸がん

近年、子宮頸がんの多くはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染による子宮頸部粘膜のがん化と言われています。

このウイルスは、若い人に蔓延しているクラミジア、外陰ヘルペスと同様、性行為感染症です。クラミジア感染者の多くにHPVの感染が見られます。横浜市では、若い女性の子宮がんの早期発見のため、検診の補助対象を本年4月より、30歳より20歳に引き下げ、子宮がんの撲滅に乗り出しました。特に性行為の経験のある人は子宮がん検査(子宮頸部細胞診)をぜひ受けましょう。

子宮頸部細胞診検査で痛みはまったくありませんし、時間も1分ほどで終わります。
この子宮頸部粘膜に感染するウイルスは約36タイプ以上が報告されており、このウイルス中には、がん発生の低リスク型と高リスク型があり、高リスク型ウイルスの感染では、子宮頸がんを発症することが多いため、特に定期的検査が必要です。

クラミジアや外陰ヘルペスは、早期ならば薬物治療により治癒をしますが、HPVに感染すると現在のところ、自然に治癒するか、がん化するか経過を観察するしか方法がなく、定期的子宮頸部の細胞診検査が必要です。子宮頸がんは、早期であれば、開腹せず、子宮頸部の円錐切除やレーザーによる蒸散治療で治癒することも多いのです。

最近、このウイルス感染予防のためのワクチンの開発が進んでおり、近い将来、若年者にワクチンを接種することにより、HPV感染の予防が出来るようになることを期待しています。それまでは早期発見、早期治療のために子宮がん検査を受けましょう。

子宮がん検査は予約なしで受けられます。

次へ>>
Copyright(C)2006 Saitou Obstetrics and Gynecology Clinic. All Rights Reserved.